あらすじ

武蔵野の女子校に通う鹿沼詩文は、ある日、レコードマニアの同級生谷川悠河が視聴覚室で爆音でレコードを聴いている場面に遭遇する。 柔らかく、それでいてざらついた古い音楽の数々――。 それらに惹き寄せられるようにして、気づけば放課後をレコードに捧げる日々が始まっていた。 井の頭公園を抜けてレコード屋に通い、 “推しの一枚”を語り合っては盛り上がる女子高生たち。 音楽の趣味も、性格も、テンションもまったく違うのに、なぜか一緒にいると心地いい。 ある日、詩文は“ちょっと変わったレコード”を見つける。 それが何なのかはわからない。 でも、胸がざわめいて、どうしても耳を傾けたくなる――そんな一枚。 レコード屋、学校の屋上、夜の視聴覚室。 それぞれの“好き”が少しずつ、彼女たちの世界を結びつけていく。 笑ったり、泣いたり、語ったり、レコードを買いすぎたり。 気づけば、レコードの回転数みたいに、青春が静かに加速していく。 これは、吉祥寺を舞台に“レコードに恋した女子高生たち”がおくる、 アナログでちょっと面倒で、たまらなく愛しい放課後の物語。

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カクヨム
カクヨム2025/11/30
  • 現在の作品レコードは廻る、スカートが揺れる――放課後のB面