あらすじ
「君との婚約を破棄し、王都からの追放を命じる!」
王太子からそう告げられた公爵令嬢レティシアは、絶望するどころか内心でガッツポーズをした。
(やったぁぁぁ! これでブラックな王妃教育から解放される! 念願のカフェが開けるわ!)
実は前世で料理人だった記憶を持つ彼女にとって、堅苦しい貴族社会は地獄そのもの。
レティシアは慰謝料代わりに譲り受けた北の辺境のボロ家へ喜んで移住し、念願だった『ご飯が美味しい喫茶店』をオープンする。
チートスキル【保存魔法】で鮮度抜群の食材を使い、オムライス、ハンバーグ、カツサンド、ナポリタン……と、前世の知識を活かした絶品料理(飯テロ)を次々と生み出していくレティシア。
そんな彼女の店に現れたのは、冷酷無比と恐れられる「氷の公爵」ことジークハルト騎士団長。
最初は不機嫌だった彼だが、レティシアの料理を一口食べた瞬間、その表情が一変して――!?
「……なんだこの料理は。美味すぎる。俺の胃袋はもう、君なしでは生きられない」
これは、料理バカの元悪役令嬢が、美味しいご飯でクールな公爵様を餌付けしてしまい、胃袋ごと心を鷲掴みにして溺愛される、美味しくて幸せなラブコメディ。