あらすじ
ぼくには、ふたりのきょうだいがいる。
ひとりは、どこまでも優しく包み込んでくれる
“冬の朝のお布団みたいなお姉ちゃん”。
もうひとりは、悪戯っぽく危険な誘惑を仕掛けてくる
“真夜中のアップルパイみたいな妹”。
ぼくらは血がつながっているのに、性格も雰囲気もまるで違う。
けれど、どこか“変”――
「わたしは……あなたと恋してはいけないの」
「あたしもダメなの。ごめんね、お兄ちゃん」
だって、――
「天使だから。ね」
「先に言うな! 悪魔だからなの」
「……でも、お兄ちゃんなら、考えてもいいよ。期末テスト対策やってくれたら、ね?!」
「あらあら、勉強は自分の力でやるものよ?」
天使と悪魔に愛されてしまった、ぼくの甘く危うい日々が始まる。