あらすじ

「……これは、屋敷ではなく廃墟ですわね」 父の借金で没落し、婚約者にも捨てられた元子爵令嬢リーナ。 彼女が侍女として雇われた先は、王都随一の名門——ヴァルトシュタイン公爵家だった。 しかし、その屋敷は埃まみれで散らかり放題。 『氷の公爵』と呼ばれる主人アレクシスは、無精髭を生やし疲れ切った様子で、屋敷のことなど何も気にかけていないようだった。 「私には『整理整頓』の加護がございます。どれほど散らかっていても、必ず片付けてみせます」 物の『あるべき場所』が見える特殊な力を持つリーナは、荒れ果てた屋敷を少しずつ片付けていく。 だが、西棟の奥にある一つの部屋だけは「絶対に近づくな」と固く禁じられていた——。 リーナが片付けるのは、屋敷だけではない。 整理整頓を通じて、公爵の閉ざされた心までも、少しずつ解きほぐしていく——。 「整理整頓とは、大切なものを大切な場所に置くこと」 没落令嬢と氷の公爵が紡ぐ、心温まる癒しのラブストーリー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/11/30
  • 現在の作品没落令嬢は片付けられない公爵様の侍女になりました ~整理整頓スキルで屋敷も心も立て直します~