あらすじ
地元最強のヤンキーとして恐れられた鬼塚竜二は、クラス召喚に巻き込まれ、地味な「|付与術師《エンチャンター》」として覚醒した。しかし、昔から竜二を嫌っていた赤松は「勇者」となり、その権力を使って、竜二を|奈落《ならく》の底へ突き落とした。
そこで竜二は、封印された古代の|吸血姫《ヴァンパイア》・ソフィアと出会い、彼女の呪いを無効化する「無限の魔力炉」と、事象を上書きする「|言霊付与《ワード・エンチャント》」を手に入れた。
地上へ生還した竜二だったが、その力を王国に知られれば「兵器」として利用されるのは確実。
「面倒ごとは御免だ」
竜二はソフィアと共に、あくまで「平凡な冒険者」を演じながら生きることを決意する。だが、恩師が王国に軟禁されていること、勇者がクラスメイトを「餌」としていることを知り、竜二のヤンキーとしての「|義理《けじめ》」に火がついた。
これは、最強の元ヤンが、表向きは平凡を装いつつ、裏では悪徳勇者や腐敗した王国に「カチコミ」をかける、痛快な下剋上ファンタジーである。