あらすじ
模型が好きなだけの普通の女子・柚葉は、気づけば空の上から異世界へ落下中。あわてる柚葉を包んだのは――やわらかい光と、完璧すぎる王子ルシエルの腕だった。
「大丈夫。君は、僕が守るから」
そう言われただけで、心臓が跳ねて、息が止まりそうになる。
彼が名前を呼ぶたび、笑うたび、触れるたびに、胸の奥があたたかくなっていく。
けれど柚葉の中には、世界がざわめく“ひそかな力”が眠っていた。
その力に気づいた王宮や神殿が動き出し、平和な毎日はゆっくり変わっていく。それでも――「怖くても、そばにいて。君を一人にしない」
まっすぐな声に、涙が出そうなほど胸がしめつけられる。
恋が始まる音がした。
光の王子と出会った瞬間から、柚葉の世界は甘く動き出す。