あらすじ
一年前、「あの配信」で炎上した高校二年の真瀬湊。
再生数は伸びても、残ったのは数字と心ないコメントだけ。
チャンネルは止め、スマホの裏側に残った管理画面だけが、いまもゼロ再生のまま時間を数えている。
もうネットには関わらない。
そう決めていたはずの湊は、担任の真田に呼び出される。
「動画を始めたい一年がいる。俺じゃ教えきれない。お前、顔を出さなくていいから、横でライン引きだけ手伝え」
案内されたのは、学校の隅にある使われていない「情報メディア教室」。
そこに集まってきたのは、手描きノート動画を上げている一年の成瀬ひなみ、
制服ダンスのショートで跳ねかけている同級生の日向真白、
そして、見る側としてネットの現場を知りたいという三年の小野寺沙耶。
誰かの再生数、コメント欄、いいねとバッドボタン。
画面の向こうにある「数字」に振り回されながらも、何かを続けたい高校生たちと、
もう一度だけネットに向き合おうとする元配信者の、放課後メディア相談室ストーリー。