あらすじ

1988年の京都。
大晦日の街に、ふたりの若者の静かな温度が灯る。

出町柳の小さなアパートに暮らす大学生・ハルヒトと、
遠く軽井沢から転がり込んできた少女・舞子。

年の瀬の錦市場、下鴨神社の帰り道、
石油ストーブとこたつ、そして年越し蕎麦。

昭和から平成へと移る“あの冬”の京都を舞台に、
ふたりが過ごしたわずかな時間を、
食べ物の匂いと街の息遣いと一緒に描いた短編です。

京都の雑煮、にしん蕎麦、をけら火、伏見稲荷の初詣──
当時の京都の空気を細部まで再現しながら、
舞子とハルヒトの距離が少しずつ変わっていく瞬間を
丁寧にすくい上げています。

読むと、ちょっとだけ心が温かくなる。
そんな一篇に仕上げました。

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アルファポリス
アルファポリス2025/11/29
  • 現在の作品舞子とハルヒトの年末年始