あらすじ
魔王討伐に向かう勇者パーティに所属する主人公、ロア・フォードレス。彼のパーティはある問題を抱えていた。
それは勇者不在の勇者パーティということ。
だがそれはロアの職業――降霊術師のスキルで初代勇者リオンをその身に宿すことでひとまずは解決していた。
とはいえ根本的な解決にはならない。そこで勇者を復活させれるという受肉の秘薬を求めて不屈の迷宮にロアは向う。
この迷宮は最高難易度のダンジョンだが、勇者の器である彼と、獣王国親衛隊長だった半獣人の美男子セシルや、聖女ルナマリス、そして偉大な魔法使いにしてダークエルフの少女クシィ。おまけにモモンガの妖精モンちゃんを加えたパーティなら問題なく攻略できた。
そして受肉の秘薬を使って勇者リオンを復活させると、ロアの身に人生最大の不幸が訪れる。
「せめて俺の手で葬ってやるよ」
信頼していたリオンの手でロアは始末されることとなった。
モンちゃんの活躍により一命を取り留めたものの仲間に裏切られ、勇者パーティから逃げ出したロアはエルフの少女フランと出会う。
フランと親交を深め、心を癒していくロアだったが、彼女が冥界の王への生贄にされることを知る。エルフの村から追放され、生贄にされるフランが勇者パーティから追放された自分と重なって見えて、ロアはこんな悲劇を繰り返してはならないと思った。
フランの生贄を回避するには冥王を説得するか倒すかしかない。フランと一緒に冥界に行き、冥王フィリアに会うが、聞く耳を持たないフィリアと戦うことになる。
ロアはフィリアの弱点をつき、スキル〈魂魄使役《ソウルテイマー》〉を使って彼女を使役した。
そして冥王だったフィリアがロアに使役されたことにより、その座を下ろされ、フィリアの娘リーベルが新たな冥王となる。
リーベルが冥王になったお礼としてダンジョンを強化できるアイテムをロアに与えた。
そこでロアは閃いた。
「魔王を倒すには、勇者の迷宮にある伝説の盾が必要だ。なら、その迷宮《ダンジョン》を死ぬほど強化して邪魔をしてやる」
こうして勇者パーティを貶め、復讐する物語が始まるのだった。