あらすじ
絶世の美女にして魔族の女王——かつて世界を血で染めた“狂気の魔女”、淫魔《サキュバス》のメルジーヌ。
いまは魔族領の奥に引きこもり、もはや伝説として語られるだけの存在……のはずだった。
そんな彼女の愛人(下僕)になってしまったのが、この俺――ハーフエルフの駆け出し|冒険者《ハンター》、アレン・ロジエだ。
何の取り柄もない俺だが――王家が隠した「重大な出生の秘密」を抱えていたらしい。
そのせいで唐突に魔族領へと放り出され、そこで出会ったのが――あの狂気の魔女。
死を覚悟した俺だったが、この魔女は美少年が大好物の“真正ショタコン”だった。
「その可愛らしい顔、気に入ったわ。
わたくしの“愛人”になりなさい」
こうして俺は、世界最強クラスの魔女の愛人にされてしまった。
メルジーヌさまは毎晩のように俺を可愛がると、こう言うのだ。
「アレンのためなら、王家だって――いつでも滅ぼしますわよ?」
ちょっと待って、メルジーヌさま!
俺はただ、話し合いで解決したいだけなんですってば!
殲滅も虐殺もナシ! 本当にナシですからね!?
――狂気の魔女の“愛人”となった日。
それは世界を巻き込む悪夢の幕開けだった。