あらすじ

生まれつき重度難聴の高校生・御影蓮斗は、ほとんど音のない世界で生きてきた。 だがある日、都市全体で「三秒無音」と呼ばれる現象が発生し、蓮斗だけが“音の歪み”を視覚として認識してしまう。 それは、都市に潜む「共鳴獣」と呼ばれる怪物たちの咆哮だった。 蓮斗は、黒い煙の怪物・ソノと奇妙な共存関係を結ぶ。 ソノは人間の“声や感情の音”を喰う存在で、蓮斗の聴覚に反応して力を増幅する。 さらに、親友の冬矢や幼馴染の結衣にも「共鳴症候群」が現れ、次々と都市が狂い始める。 駅、ライブハウス、学校。 街のあらゆる場所で謎のノイズが増殖し、人々が倒れていく。 やがて蓮斗は、父が追っていた“共鳴都市計画”の秘密を知る。 都市全体を巨大なスピーカーに変え、人間の心音を一つの“曲”として支配する計画。 その中心にいるのは、庁の科学者・九条。 仲間を救うか、自分の耳を犠牲にするか。 蓮斗は決断を迫られる。 ――これは、音を知らなかった少年が、 音を手に入れ、そして自ら失っても戦った物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/11/29
  • 現在の作品共鳴獣と耳の聞こえない俺 世界を救ったのは“静寂”でした