あらすじ
音と振動で全てを崩壊させる——『ヴォイドハウリング』。
少女たちは「アイドル」として祭り上げられ、そして「兵器」として消費される。
18禁ディストピア系アイドルゲーム『響界のヴァルキリー』。
俺が転生したのは、モブキャラ・篠崎響。
最推しヒロインである千紗の義兄。
そして、この世界で最も死傷率が高い「ナルコス第九部隊」のコンダクター——
つまりカミソリみたいにやばぁいアイドルを率いる指揮官だ。
……本当にアイドルなのか?
最推しである千紗は、原作ではA級災害を引き起こす。
その際に俺も部隊も全滅し、彼女一人だけが生き残る。
退役させたいところだが、どう転んでもノイザーの未来は黒猫も逃げ出す真っ黒さ。
「運営エアプかよ。勝手にほざきよる戯言は許さんが?
俺が修正パッチ(物理)当てたるわ」
やるべきことは単純明快。
「部下に手を出すクズ上司」を演じ、
退役者を救う制度を作り、
財源確保のために技術革新を起こし、
利権は惜しみなく配る。
欲しいのは権力でも名声でもない。
推したちが笑って生きられる未来だけだ。
「数十年後の理論を前借りして、権利者に悪いと思わないのか?
馬鹿野郎! そんな倫理観より、1人でも多くのノイザーを救う方が大事だろが!」
平和な世界を知る転生者だからこそ描ける、
泥臭くも熱い「推し活」の物語が始まる。