あらすじ
目立つことを嫌い、波風を立てずに高校生活を過ごしていた牧瀬流。
真面目で妥協を許せない彼は、ある放課後、クラスメイトの藤原灯が不良に絡まれている場面に出くわす。恐怖に震えながらも、彼は逃げずに止めに入り、傷だらけになりながら彼女を救う。
その出来事をきっかけに、二人は少しずつ心を通わせていく。過去の傷を抱えながらも笑顔を取り戻す灯と、初めて他人のために動いた流。
「妥協できない」不器用な優しさが、静かな日々に小さな奇跡をもたらしていく。
誰かを守ることで始まった、真面目すぎる少年と心を閉ざした少女の、ささやかでまっすぐな青春の物語。