あらすじ
俺たちは誰もが、ヒーローになり損ねた。
仕事で潰され、声を上げれば「甘え」と言われ、疲れた顔をして帰ったその夜に、スマホを開いても、誰も救ってはくれない。
この物語の主人公は市村陽一。
職場で理不尽に、心の逃げ場を求めて始めた深夜のゲーム配信。
ふざけた名前で、酒を片手に愚痴を吐きながらも、彼は毎晩、パソコンの前に立ち続けた。
配信画面の向こうには、誰にも言えない悩みを抱えた視聴者たちがいた。
彼らの「いいね」と「笑い」と「野太い歓声」に背中を押されながら、男は知らぬ間に――地球を救うことに!?
本作は、現代日本を舞台にし、宇宙を見据えた、冴えない男の“熱血ヒーロー譚”である。
これは、誰にでもある「負けたくない夜」の物語