あらすじ
低位の官吏の娘、下級妃の鈴花(リンファ)は、冷血で非情と恐れられる皇帝・蒼龍(ソウリュウ)に突然、夜伽を命じられる。
しかし、それは寵愛ではなく、鈴花の驚異的な記憶力を利用するための「生きた記録帳」という孤独な任務だった。鈴花は夜を徹して乾清殿で政務を記録し続けるうち、蒼龍の冷酷さが、外戚の陰謀から国を守るための感情を凍らせた正義であることを知る。
鈴花は、記憶した情報を駆使して皇帝を毒殺の危機から救い、その洞察力で蒼龍の孤独な戦いの「共犯者」となる。蒼龍は彼女を「偽装の寵愛」で守りながらも、その知性と献身に心惹かれていくが……。