あらすじ
従妹の杉山家を救った工務店勤務の佐々木美樹は、呪いの核を破壊した代償として、その怨念の残りカスを身体に受けてしまう。
半年後、美樹は身に覚えのないミスと事件で全てを失い、心身が老衰した姿で引きこもっていた。美樹が「沈黙の躯」と化すことに怯える茜は、保身に走る両親の反対を押し切り、たった一人で美樹を救うための調査を開始する。
茜が接触したのは、呪いの作者・土屋悟の息子、土屋高氏。父の狂気に苦しむ高氏と共闘し、茜は怨念の「第二の哲学」と、美樹の体に染み込んだ呪いの媒介を断つ方法を探る。これは、家から人へと連鎖した、土屋悟の完璧な復讐と、家族の絆を試す新たな戦いの物語である。