あらすじ

十年前、地元の高校で結成された軽音バンド「Re:wind」。 全国大会を目前に解散した彼らは、それぞれの道を歩んだ。 リーダーだった日向翔は音楽を捨て、広告代理店で働く平凡なサラリーマンになった。 “やりたいこと”より“生きること”を選んだ大人の一人。 そんなある日、元メンバーの天野悠真の訃報が届く。 彼の死をきっかけに、翔は地元に帰る。 葬儀の場で再会したのはギター担当だった結城海斗、ベースの佐伯美鈴。 久々の再会の夜。 翔は、悠真の遺品の中から一枚のCD-Rを見つける。 そこに残されていたのは、未完成のデモ音源——そして、悠真の声だった。 『……最後に、もう一度だけ、あの曲を完成させたいんだ』 彼の“残された願い”をきっかけに、止まっていた時間が再び動き出す。 それぞれの「今」と「あの頃」が交差する中で、三人はもう一度だけバンドを再結成することを決める。 音楽は、過去の夢ではない。 それは、いまを生きるための“再出発の音”だった。

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カクヨム
カクヨム2025/11/05
  • 現在の作品十年前に解散したバンド仲間たちが、もう一度集まって“未完の曲”を完成させる話