あらすじ
――亜人がいる世界。
只日明太(ただかあした)は雨降る帰り道、ぽつんと電柱の側に座る一人の少女を見つけた。
色々面倒ごとがあるので声をかけない・見ないふりをするのはただの人間である明太にとっては常識的な判断だったのだが、あんまりにもずぶ濡れだったものだから次の日風邪を引くことも覚悟の上で傘だけ渡して口も利かずに走り去ることにした。
……なんかついてきたんだけど。
「――待ってください、マスター」
……マスターって僕のこと?
実はその少女、この世界にやってきている亜人の中では初めてとなる奉仕種族の機械族で落ちこぼれ過ぎてこっちの世界に飛ばされたらしい。要は左遷だ。
「マスターが口に入れるものは私が作ります」
「うん、一旦火を消そうか。ダークマター作ってるから」
「お掃除ならお任せください」
「部屋の中のものを残らずゴミ扱いするのは掃除とは呼ばないんだよ?」
「……お風呂、ご一緒します」
「母さーん、また足滑らせて頭打っても困るから僕が出るまで縛り付けてもらってていいー?」
そんな子にマスターとして(勝手に)認められた明太の今後はどうなる!?