あらすじ
戦場でただ一人、敵軍の侵攻を食い止めた傭兵・リュウセイ。
英雄と讃えられるも、上官の陰謀により冤罪を着せられ、処刑寸前に脱走する。
逃亡の果てに出会ったのは、服も心もボロボロなハーフエルフの少女・フィオラ。
彼女の手料理と穏やかな笑顔に、リュウセイは初めて「生きる」ことの意味を知る。
街で冒険者として再出発した二人は、薬草採取やクエストをこなしながら、少しずつ絆を深めていく。
フィオラは薬師を目指し、リュウセイは戦わずに人を守る術を探す。
だが、過去はそう簡単に手放してくれない。
元部下、賞金稼ぎ、そしてかつての上官——追っ手たちが次々と現れ、二人の平穏を脅かす。
それでも、フィオラは言う。
「守りたい人がいる場所ができたの。だから、私も強くなりたい」
リュウセイもまた、戦場ではなく日常の中で、誰かのために立ち上がる決意をする。
これは、戦うことをやめた傭兵と、癒しの力を信じる少女が紡ぐ、
“逃亡”から始まる“平穏”の物語。
そして——「この街を拠点に、自由気ままな旅を」始める二人の、新たな冒険譚。