あらすじ
桜井蓮は、同じ日を100回以上繰り返していた。
目的はただ一つ——藤崎美波への告白を成功させること。
学園には「告白は一度しか許されない」という絶対ルールがある。失敗したら、二度とチャンスはない。だが蓮には、何度でもやり直せる力があった。ループという、呪いのような能力が。
1回目、彼女に一目惚れした。
10回目、初めて告白した。「ごめんなさい」と優しく断られた。
50回目、彼女は蓮を避け始めた。
90回目、彼女の目は「ストーカーを見る目」になっていた。
そして100回目——蓮はもう、疲れ果てていた。
「今日で、諦めよう」
そう決めた瞬間、美波が言った。
「ねえ、私たち……前に、会ったことない?」