あらすじ
▼ あらすじ
退魔師の娘・片桐 紫乃(かたぎり しの)に下った命令は、
母を殺した妖の棟梁・茜への「政略婚」だった。
屈辱にまみれた婚姻の儀。
けれど、誓いの口づけの瞬間――紫乃は妖の魂を縛る禁術を発動させる。
「末永くよろしくお願いいたします。”旦那様”!」
立場を覆した花嫁と、微笑む棟梁。
互いに相手を縛りながらも、惹かれていく二人。
やがて明かされる、母の死に隠された真実とは――。
支配と服従の果てに芽生える、二人の本当の関係。
▼ 登場人物
片桐 紫乃(かたぎり しの)
退魔師の名家である片桐家の一人娘。
母を妖に殺され、妖を憎んでいる。
精一杯力強く生きてきたせいで、誰かに頼ることが苦手。
長い黒髪を上で束ねている。
茜(あかね)
妖の棟梁。
その正体は九尾の狐。
白銀の長髪に茜の瞳。常に余裕を装い、皮肉屋。