あらすじ

「ブリ子は?」 獣のように叫ぶ少女、レヴィ。彼女はすべてを失った。 輝かしい日常、かけがえのない友、そして愛する少女を。 なぜ、世界は壊れなければならなかったのか? すべては、偽りの記憶を植え付けられたアンドロイドの少女、野宮リリ子(ブリ子)との出会いから始まった。 彼女の存在は、レヴィの魂を抗えない引力で惹きつけ、狂おしいほどの愛へと変貌させる。 だが、その愛こそが、250年前に仕組まれた壮大な「呪い(システムエラー)」の引き金だった。 ブリ子を「守りたい」と願う献身。 ブリ子を「利用したい」と企む野心。 ブリ子に「なりたい」と焦がれる嫉妬。 彼女という特異点(現象)を巡り、譲れない想いが激突する時、少女たちの愛は星間戦争の引き金となり、世界を狂騒の渦へと巻き込んでいく。 「わたし」を証明するものは、記憶か、それとも魂か。 これは、破滅(カタストロフィ)から始まる、偽りの記憶で本物の愛を貫いた者たちの、救済をめぐるSF叙事詩。 ◼︎主な登場人物 野宮リリコ(ブリ子) アンドロイドの少女。その存在は、出会う者を抗えないほどに惹きつける甘く優しい引力を持つ。大人気アニメ『カリュブディス戦記』が好きなごく普通の高校生だったが、転校生レヴィとの出会いが、止まってっていた彼女の運命を大きく変えていく。 レヴィ・クラウド・ストラウス シリウス連邦から来た、文武両道の優秀な転校生。ある任務を帯びて帝国に来たが、ブリ子の中に失われたはずの過去の光を見出し、彼女に急速に惹かれていく。ブリ子からは「おねえさま」と呼ばれる。 ニケ・ブルーイン(ニーねぇ) ブリ子の保護者であり、世界でたった一人の大切な家族。普段は気だるげだが、ブリ子のこととなると過剰なまでに世話を焼く。その過去には、250年という時間を超えた多くの謎が秘められている。 アディ・ダスラー 帝国宇宙軍付属新幕張女子高等学校に赴任してきた、外国からの交換教官。冷静沈着で、生徒たちを鋭く観察し、時にその心を揺さぶる。その裏では、ある壮大な目的のために暗躍している。 春日アカネ ブリ子のクラスメイトであり、数少ない友人の一人。ブリ子と同じく市民権を得たアンドロイド。メカ好きで理屈っぽいが、情に厚い。宇宙暴走族「幕張絶対可憐流星隊」のメンバーでもあり、特攻服を愛用する。 町田ミヤビ ブリ子のクラスメイトであり、アカネの相棒。常に冷静沈着で、暴走しがちなアカネやブリ子のブレーキ役を務める。その卓越したハッキング技術は軍のシステムさえ凌駕する。 鬼塚大河 湾岸闇エアレースでブリ子のライバルを自称する、帝国軍のテストパイロット候補生。口は悪いが義理堅い一面も持つ。訓練施設でルリカとコンビを組むことになる。 らんすけ リリコ(ブリ子)が飼っている、黒いフレンチブルドッグ。主であるブリ子に深い愛情を注いでいるが、その出自には謎が多く、時折不可解な反応を見せることがある。 ルリカ・クラウド・ストラウス レヴィを追って帝国に来た、レヴィの妹。姉を深く敬愛するあまり、その隣にいるブリ子に強い嫉妬心を抱いている。 野宮博士 ブリ子の父であり科学者。250年前に起きた『オレンジ現象』の中心人物。 檜山まどか レヴィの実の母。250年前に発生した『オレンジ現象』に巻き込まれた優秀な科学者。 ユリウス・ストラウス シリウス連邦軍の提督。レヴィとルリカの父(養父)。本来は家族を深く愛する優しい人物だが、国家の未来という重責を背負うがゆえに、時に非情な決断を下す。 サイトウ 帝国軍情報部の高官。かつての『カリュブディスの戦い』からの帰還者であり、野宮博士の数少ない理解者の一人。帝国の思惑を体現する人物。

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カクヨム
カクヨム2025/11/08
  • 現在の作品ブリ子&レヴィ ~潜入先の人型戦略兵器が“ダメかわ”すぎたので、スパイの私は世界を敵に回すことにした~