あらすじ

睡眠時無呼吸症候群の検査入院を受けた私は、医師から信じられない記録を見せられた。 「午前1時15分から午前4時55分まで、あなたは一度も呼吸していません」 三時間四十分、胸郭が全く動いていない。だが酸素飽和度は正常。医学的にありえない。機械の故障を疑い、別の機器で再検査するも、結果は同じ。 さらに奇妙なことに、病室のマイクが「別の呼吸音」を拾っていた。私のものではない、深く静かな呼吸。誰も入室していないはずの個室で。 三日目の夜、私は眠らずに待った。午前1時15分、身体に異変が起きる。意志とは無関係に、胸が規則的に上下し始める。息を止めても、呼吸が続く。 暗闇の中で、声が聞こえた。 「ごめんなさい。私、あなたの代わりに息をしているの」

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カクヨム
カクヨム2025/11/08
  • 現在の作品午前1時15分、誰かが私の代わりに息をしている