あらすじ
高校生の宮本芽衣は、ある夏の事件以来、刃物恐怖症と男性恐怖症に苦しんでいた。それでも彼女には、誰かを笑顔にしたいという料理への強い情熱と、誰にも負けない天才的な味覚があった。
夢を諦めきれない芽衣は、アルバイト先の喫茶店で、元同級生で店長の弟である笹岡大和と再会する。大和は事件の夜を共有しており、自分を責め続けていた。
芽衣の夢を知った大和は、彼女の才能を埋もれさせまいと決意する。「君が刃物を持てないなら、俺が、君の包丁になる」
こうして二人は、プロの料理人を目指す過酷な戦場、東都調理専門学校に「秘密の共犯者」として入学。周囲の疑念と教師の厳しい目に晒されながら、大和の「技術」と芽衣の「才能」を合わせた"まがいもの"のチームで、過去のトラウマに立ち向かう。
これは、恐怖と罪悪感を抱える二人が、100のレシピを通して、自らの「居場所」と「光」を取り戻していく、成長と献身の物語。