あらすじ
中世。ある日、その村には天使が現れた。
天使は、今にも倒れそうなほど弱っており、ふらふらした足どりで山から下ってきたが、その姿を見て駆けより、助け起こした少年に、なんともいえない笑顔を向けると、その唇にそっと口づけし……そして、消え去った。
その時以来、その少年――ヴァノは、腹の辺りが鈍く光るようになり、またその体全体も、ぼんやりと光を発するようになった。
そして、天使に聖別された人間として、村の司祭様と主に次から次へと訪れる者たちに祝福を授ける毎日を送るようになったのである。
そんなある日、異変が起きた。
村に、悪魔が現れたのである……。