あらすじ

出発間際のキャラバン。青年が次の町まで乗せてほしいと声をかけてきた。 腰には古びた剣を帯び、青年は自信なさげに自らを剣士見習いだとはにかんだ。 馬車に揺られながら、青年はキャラバンで雑用の仕事を担う老人サルトとその孫娘ミレと知り合う。青年はマギア魔法学院の依頼で「天秤の魔女」を調査していることを告げる。 天秤の魔女――歴史に語られる数々の滅亡の裏に見え隠れする、謎の存在。 その夜、キャラバンの野営地を武装したアンデッドの集団が襲う。 普通の剣では、すぐにアンデッド達は復活してしまう。傭兵団の団長ガルマンと女戦士ヤミスらが苦戦する中、逃げ遅れたミレにアンデッドの凶刃が迫る。 ミレを救ったのは青年であった。青年がゆっくりと剣を引き抜くと、その刀身は淡い光を放っていた。尋常ならざる力を秘めた魔法の剣であった。 向かってきたアンデッドを一刀両断する青年。そして、叫んだ。 「私は剣士になれなかった――。どんなに憧れようとも――」 「それでも、こんな私にも才能があったのです。私は――魔法使いです!」 青年が呪文を唱えると、聖なる光が剣より放たれ、アンデッドの軍勢が消滅していく。 「まだ終わっていない!」ガルマンが叫んだ。 消えたアンデッド達の後方に巨大な影がうごめいた。顔の半分を一つ目が占める巨人――トロール達であった。 青年はトロール達に向かって飛び出していった。その背中にガルマンの警告が飛ぶ。 「奴らには魔法が効かない!」 青年はミレに祝福された言葉を思い出していた。 「大丈夫――。私は、魔法――剣士です!」 青年が呪文を唱えると、六振りの光の剣が彼を取り囲んだ――。 はたして、青年とトロールとの戦いの行方は――。

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小説を読もう2025/11/09
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