あらすじ
刑事・結城志保は、深夜、自宅のテレビが勝手に点き、見覚えのない“臨終速報”が映し出される瞬間を目撃する。
そこには、まだ生死すら確認されていない人物の名前が表示されていた。
数日後、臨場した現場で、結城はその名前が“偶然にも”変死者として発見された本人と一致していることを知る。
しかし映像は曖昧で、記憶もはっきりしない。夢か錯覚か、判断できない。
結城は「偶然」だと自分に言い聞かせながらも、
頭のどこかで“あの映像は何だったのか”という疑問だけが消えずに残る。
事件としての動機も証拠もない。
ただ、説明のない死と、説明できない映像。
その二つだけが、静かに結城の中で結びつき始める。
物語はここから、
“見る者の認知が揺らぎ始める”最初の一歩を踏み出す