あらすじ
痛風、老眼、息切れ。
冒険者としては致命的な三重奏を奏でながら、彼らは今日も息を切らしていた。
そんな彼らの冒険は?
四十を過ぎた剣士ダリウスは、かつての仲間を失い、スローライフに埋もれていた。
だが、養女ミラが不治の「石化病」に倒れた日、彼は再び剣を取る。
目的は――三十五歳以上しか入れない《老齢の塔》。
そこにあるという“いかなる病も癒す薬”を求めて。
仲間に加わるのは、
老眼で呪文を読めない魔法使いエドガー。
酒と痛風で動けなくなった盾職オットー。
そして、希望だけで世界を照らす少女ミラ。
かつて栄光を捨てたおっさんたちは、再び旅に出る。
笑いながら、転びながら、老いを受け入れながら。
——もう若くはない。
それでも、守りたいものがあるなら、人は何歳まで戦えるのだろう?