あらすじ
没落貴族の次女であるイグリアス・ブラーはアクヴィス家の四男、レオニード・アクヴィスの元に嫁ぐことになる。
だが、その結婚は決して幸福なものではなかった。
夫の暴力と叱責に耐えるイグリアスが抱く唯一の希望は家のために子供を産むこと。
だが、レオニードの口から残酷な真実が告げられる──
イグリアスの心が軋む音を奏でたとき、彼女の心にもう一人の「私」が出現する。
弱いままの「わたし」では決して叶えられなかった願いを、もう一人の「私」は叶えてくれる。
たとえ、その決断が後世で自らを「悪役令嬢」と蔑まれることになったとしても──