あらすじ
婚約破棄された伯爵令嬢エリシアは、「退屈だから」という理由だけで王都を追放され、修道院送りに。
だが――彼女が趣味で焼いていたパンには、“疲労回復・治癒補助・運気上昇”の効果があった。
本人はまったくの無自覚。それでも評判は広がり、兵士や貧民が次々と回復していく。
そこへ「その祝福は元婚約者である自分の権利だ」と主張し始めた王都のお坊ちゃま貴族。
しかし、証拠も理屈もすべて裏目。
“奇跡のパン”どころか、“自分の浅はかさ”まで見事に炙り出され――
結果、元婚約者は自滅コースまっしぐら。ざまぁ確定。
そして、エリシアのそばに残ったのは、彼女のパンを毎朝食べに来る“火加減のわかる騎士団長”。
「君のパンを守るのが、俺の仕事だ」
退屈と言われ追放された令嬢は、気づけば“みんなを満たす祝福のパン職人”になっていた。
ざまぁ後は、ほんのり溺愛つき。
パンと平穏と、ちょっとだけ恋の物語。