あらすじ
未来から来た男・俺は、21世紀の「学問の儀式=査読制度」に迷い込む。
研究者たちは“通った論文”だけを信じ、“通らなかった思考”を異端として葬る。
──なるほど、この時代の科学は承認宗教か。
論文AIに却下され、権威スコアにマイナスを叩きつけられ、
ブチギレた俺は「学問をテンションで評価するシステム」を提案する。
知識を数値ではなく“共鳴”で測る。
だがその瞬間、世界はバズった。
SNS化した学問は、感情で燃え、理性で凍りつく。
アカデミアは崩壊。
残ったのは、いいねと引用の境界が溶けたテンション社会。
それでも俺は問う。
「通らなきゃ存在できない知識に、未来はあるのか?」
怒りと笑いとポエムの狭間で暴れる、未来人による社会風刺SFコメディ。
学問の崩壊から、世界の熱死までをテンション理論で描く全六章。