あらすじ
「お前のような無能は我が家にふさわしくない」
公爵令嬢である婚約者から、パーティ会場のど真ん中で婚約破棄を言い渡された。 さらに、親友だと思っていた騎士団長には「王家への反逆」という濡れ衣を着せられ、俺は騎士の地位も、家も、すべてを失い王都から追放される。
絶望のどん底に落ちたその時、俺のスキルが覚醒した。
『自動反撃(フルカウンター)』
――それは、俺に向けられたあらゆる悪意、敵意、害意を、そのまま相手に「自動で」跳ね返す、ただそれだけのスキル。
俺は復讐なんて望んでいなかった。 ただ、辺境の地で静かに暮らそうと決めただけだ。
だが、スキルは俺の意思と関係なく作動する。
俺を陥れた騎士団長が、なぜか自身の汚職を「うっかり」自白して処刑された。 俺を捨てた元婚約者が、新たな婚約相手の「とんでもない性癖」に巻き込まれ、没落した。
そう、俺が何もしなくても、俺を憎めば憎むほど、敵は勝手に自滅していく。
「拝啓、俺を陥れた皆様。勝手に破滅していく気分はいかがですか?」
これは、自分では一切手を汚さず、自動化された「ざまぁ」を遠くから眺める俺が、なぜか行く先々で伝説の聖女やエルフの姫君に拾われ、最強のハーレムに囲まれながら高みの見物をさせてもらう物語である。