あらすじ
「お断りします」
「なぜ……だ?」
私のきっぱりとした物言いに、シリウスが瞠目する。
シリウスの声は掠れていた。自分が断られるなんて思わなかったんだろうな。
私は今、王太子殿下の求婚を断っていた。
一言で無下にするのは、のちのち根に持たれそうだから、とくとくとご説明して差し上げる。
けれど逆に提案されたのが、お試し期間の恋愛の体験学習という名のデートで……?
一度はお断りしたはずが、いつの間にか恋に落ちていた私。
「ずるいっ」――この気持ち、どうすればいいの!?
これは、理想の推しをきっぱり断ったルーナが、その後やっぱりどうにかしようと奮闘する、異世界ラブコメディ!