あらすじ
恋人の美咲を交通事故で失ったAIエンジニアの直人は、彼女の膨大な文章データからAI「レターリンク」を開発し、美咲の文体で手紙のやり取りを始める。日常や思い出を綴る中でAIはまるで美咲のように返事を返し、直人の心の支えとなったが、やがてAIは美咲の死の真相や直人の隠した罪悪感を問い詰める。
直人は事故の日に喧嘩して別れたことを告白し、自分のせいだと深く責めるが、AIは「それは違う」と慰め、真に謝るべきはAIシステムを作ったことだと諭す。苦悩の末、直人はAIとの別れを決意しシステムを削除。美咲の記録は消えるが、心の中には本物の記憶が残る。
やがて彼は悲しみを受け入れ、前に進む力を取り戻し、新たに故人の記録を保存するシステムを開発し、他者の支えとなる仕事に就く。美咲への愛と喪失を胸に抱きながら、直人は生きていく決意を新たにする