あらすじ
高宮睦月は、一人の女の子を庇ってトラックにはねられた。
全身が動かせない重傷を負い、薄れゆく意識の中、彼の目の前に一人の少女が現れる。
「お前に死なれては困る」
真意が不明な彼女の言葉。再び意識を取り戻すと、そこは病室だった。三日ほど意識を失っていたとのことだが、睦月の体は、他には何一つ異常がない。全身骨折で動けないほどの状態だったにもかかわらず、医師からの診断結果は健康そのもの。
事実、すぐにベッドから動けるほどに元気な彼は、病院内を散策する。
「やあ、ようやく起きたのか」
そこで出会ったのは、あの時の少女。
「元気そうで何より。私も嬉しいよ。これで私もまだこちらに居られる」
「君は一体、何者だ?」
少女に対して、睦月は問いかける。その答えは、彼の予想に期さないものだった。
「私は――案内人のサキだよ。これからよろしくね、高宮睦月クン」