あらすじ
観客ゼロの路上で歌うシンガー・山下アイナ、25歳。
「愛なんて知らない。それでも歌うしかない」――そう思っていた。
そんな彼女の前に現れたのは、拍手もせずにメモだけ取る青年・菊地レオ。
「あなたの歌詞は、嘘なのに刺さる」
そう言って彼は、アイナの歌に“偽りのラブソング”というタイトルをつけた。
レオは小説家。
今はAIに小説を書かせている。
愛を知らない歌手と、愛を書けない小説家――
欠けたふたりの距離は、やがて近づいていく。
「本当の愛は知らない。でも、嘘のままでも響く歌がある」
「自分の言葉じゃなくても、誰かに届く物語がある」
これは、
“偽り同士”から始まったふたりが、本物に触れてしまうまでの恋愛ストーリー。