あらすじ
「話したいことがあるんだけど――」
放課後の帰り道、私・天野 真凛は、氷のように美しいスタイル抜群の親友・明音 静にそう言われた。
「あのね、真凛――」
静が決意を孕んだ表情で振り返る。
だが次の瞬間、脇道から猛スピードで車が飛び出してきた。
私は咄嗟に庇い、静と位置が入れ替わる。
(ああ――最後に見る景色が、静なんだ……悪くない、かも)
そう思った瞬間。
――バチンッ!
目の奥で何かが弾け、体が勝手に車を避けた。
頭の中で、私じゃない誰かの別の声が聞こえる。
『――成功! やった! パーフェクトボディゲット~』
その正体は、静の身体と間違えて、私に憑依したサキュバスだった。