あらすじ

リゼット・フォン・ヴァインベルク侯爵令嬢は、『呪い』をその身に宿していた。 素手で触れた植物を狂い咲かせ、瞬く間に枯らしてしまう忌まわしき力。 『緑の魔女』と蔑まれ、家族からも疎まれる孤独な日々。 そんな彼女に、夜会の席で、婚約者である第二王子から突きつけられたのは、突然の婚約破棄。王子の隣には、聖女と崇められる可憐な男爵令嬢が寄り添っていた。 『呪われた令嬢』として全てを失ったリゼットに下されたのは、あまりにも残酷な王命。それは、草木一本育たない不毛の地を治め、『荒地の公爵』と恐れられるアシュレイ・クレイヴン公爵の元へ嫁げ、という事実上の追放宣告だった。 触れるものを狂わせる『緑の魔女』と、何ものも育めない『荒地の公爵』。 絶望の地で出会った孤独な二人の運命は、更なる闇へと沈むのか。 それとも――。 しかし、冷酷だと噂される公爵は、リゼットの誰も知らなかった『真価』を見抜き、予想もしなかった言葉をかける。 「君だけが、私の春だ」と。 これは、偽りの呪いを背負った令嬢が、真実の愛に見いだされ、凍てついた世界に鮮やかな春を取り戻す、奇跡の物語。

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小説を読もう2025/11/06
  • 現在の作品触れれば枯れると蔑まれた令嬢ですが、不毛の地の公爵様に「君だけが私の春だ」と溺愛されています