あらすじ
ユリアーナは婚約者である第一王子に裏切られた。
婚約者は浮気相手の女性と画策し、現行の婚約破棄の為、ユリアーナへ罪をなすりつける。
薬学に精通していた彼女が、浮気相手の令嬢の飲み物に毒を仕込んだという殺人未遂罪。それがユリアーナへ用意された罪だった。
しかも偽りの断罪は拡声器が設置され、全国民に声が届くようになった王宮で行われた。
その結果、ユリアーナは悪女という肩書を突き付けられる事となったのだ。
社会的な立場を奪われ、投獄されたユリアーナであったが、そこへ彼女を逃がす為に謎の男が姿を現した。
男――第二王子は脱獄を手伝う代わりに協力を求め、二人は一年後の同じ日に、婚約者と浮気相手の断罪を計画した。
一年間の準備期間を経て、ユリアーナは王宮へと乗り込む。
この日も王宮での発言は拡声器によって全国民に放送されていた。
彼等への報復の為に彼女が選んだ手段は、この状況を利用して二人を社会的に殺すもの。
斯くしてユリアーナは婚約者と浮気相手の前に再び姿を現した。
――『自白剤』を手にして。