あらすじ
商業向け・編集部向けあらすじ『シノプシス』
不死の英雄アンディは、百年ごとに記憶が完全に消える宿命を背負って生きてきた。
十度目の「忘却」を迎える一か月前、彼の前に一人の少女が現れる。
サナ――かつて千年前に婚約を交わし、その後も何度も彼を探し続けてきた女性だ。
アンディは彼女との過去を思い出そうとするが、蘇るのは断片的な光景だけ。
代わりにサナは、二人が紡いできた幾度もの出会いと別れ、そして千年にわたる愛の軌跡を語り始める。
しかし、忘却の刻限が迫る中、サナはある事実を明かす。
――永遠の循環を断ち切る方法は、互いの『記憶を交換する』こと。
その代償は、彼女が千年分の愛を差し出し、アンディを完全に忘れてしまうというものだった。
千年の想いを受け継いだアンディと、すべてを忘れたサナ。
ここから始まるのは、十度の輪廻を越えて辿り着いた、『十一度目の初恋』。
運命さえ塗り替える、不死と記憶をめぐる切ない愛の物語。