あらすじ
生まれつきメンタルがスライム並みに柔らかい少年・柊木蓮翔。
怒られれば萎み、褒められれば溶け、強く押されたらぺちゃんこになる。
クラスでは「顔は良いのにメンタルが豆腐以下」という残念な評価を受けていた。
そんな彼が、ある放課後──光る魔法陣に飲みこまれ、
異世界で勇者として召喚されてしまう。
しかし、王の重すぎる状況説明によりメンタルは即崩壊。
床でスライムのように溶ける蓮翔に、巫女も騎士も大混乱。
唯一、彼を気遣ってくれたのは銀髪の女騎士・レイア。
彼女の励ましを受け、
「帰れるまでの間だけなら……」
蓮翔は震える膝で立ち上がる。
だがその後も、
・適性測定で魔法道具を破壊
・訓練場では精神ショックで気絶
・魔物出現で涙目撤退
・講義の最中に緊張で床に沈む
など、心がスライムのまま成長しない勇者に、周囲は毎日てんやわんや。
それでも仲間たちは全力で彼を支え、少しずつ勇者としての何かが芽生えていく。
──果たして蓮翔は、精神崩壊せずに魔王へ辿り着けるのか。
そして、世界より先に彼のメンタルが限界を迎える日は来るのか。
心のHPが常にゼロの少年が、仲間の支えとほんの少しの勇気で進む、メンスラ勇者の異世界奮闘コメディ。