あらすじ

秋山真司は修理車を客先へと運んでいた。 渋滞に巻き込まれて、約束した時間には間に合いそうもない。 気を紛らわせようとカーラジオのスイッチを入れた。 ラジオから流れる浜田省吾の「八月の歌」は、真司の心から憂鬱を払拭してはくれなかった。 華やかなバブル景気の裏で、真司はうだつの上がらない人生を歩み続けてきた。 人は真司を裏切り、傷つけてきた。 真司の心に溜め込まれたストレスは、どこに捨てればいいのだろうか。 ずっと探し続けたが、どこにも見つからない。 そんな時、真司は一人の少女と出会う。 世の中には日の当たる場所ばかりではない。 運命に翻弄され、人生を狂わされる人もいる。 時間をあの日に、あの時に巻き戻すことはできない。 それなら、狂った人生を歩み続けるしかないのだろうか。 息絶えるまで・・・ 狂った人生という暗い迷路をさまよううちに、自分はどこを歩いているのか、いや自分自身がだれなのか、それすらわからなくなる。 やがて、狂気が発動する。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/11/19
  • 現在の作品八月の歌