あらすじ

学校一の美少女として知られ、クールな佇まいで男子の告白を次々断る氷見透(ひみ・とおる)。そんな高嶺の花である彼女の隣にいるのは、平凡な俺、浅野和樹だ。 俺たちは家が隣同士で、一緒に風呂に入っていた幼少期から、親が不在がちな透の家で一緒に過ごす今に至るまで、文字通り四六時中を共にしてきた「幼馴染」だった。誰もが憧れる美少女を隣に置いても、俺はただの「幼馴染」として彼女に接してきた—つい先日、俺が勇気を振り絞って告白するまでは。 学校一のイケメン先輩が透を狙っていると知り、焦った俺の告白に、透は意外な言葉を告げる。 「私はずっとアピールしてたのになー。和樹がヘタレなせいで十年も待ったよ」 十年。透は幼馴染の仮面の下で、ずっと俺を好きでいてくれたというのだ。 晴れて恋人同士になった俺たちだが、透が泊まることが多いダブルサイズのベッドで一緒に寝る生活は相変わらず。だが、もうただの幼馴染ではない。 「ね、和樹。これからは恋人同士だし、えっちなこともしよっか」 そう誘う透の可愛さに戸惑いながらも、俺は彼女を大切にしたいと決意する。だがその夜、俺の胸に顔を埋め、「和樹の心音を聞くと、安心して眠れるんだ」と囁く透。そして、人生初の甘い口づけ。 長年の幼馴染生活で慣れていたはずの温もりや香りが、「恋人」という新しい関係を得たことで、強烈な刺激へと変わる。 この子が俺の恋人。好きにしてもいいんだ。 抑えきれない熱い衝動に突き動かされ、気が付くと俺は、隣で穏やかに眠ろうとしていた透を押し倒していた──。 これは、「誰よりも近い距離」にいた男女が、「誰よりも遠い一歩」を踏み出した、甘く焦れったい、新時代の幼馴染ラブストーリー。

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カクヨム
カクヨム2025/11/19
  • 現在の作品学校一の美少女でクールな幼馴染が、実は俺の隣でじゃないと眠れない甘えたがりなのは内緒だ