あらすじ
人間の村を渡り歩く少女はシエルは誰より明るく好奇心旺盛な人狼。夜の気配とともに牙がのぞき、世界の匂いが鮮やかに広がると、
彼女は“狩る者”として本来の自分を取り戻す。
人間を食べることに躊躇いはない。
それは人狼にとって、生きるための当たり前の営みだからだ。
シエルは、ひとりぼっちの人狼で
今日も村から村へと旅を続けていた。
そんな旅の途中で出会ったのは、
同じくたったひとりで生き延びていた少女ノア。
彼は年齢よりもずっと落ち着いていて、
人間の生活を観察しながら知恵で立ち回るタイプの少女
だがその瞳の奥にある孤独は、シエルと同じ色をしていた。
「ねぇ、一緒に行こうよ。ひとりじゃつまんないし!」
「…勝手に決めないでよ。でも、まあ…嫌じゃないかな」
偶然の出会いは、やがてかけがえのない絆に変わる。血のつながりはなくても、夜の森を駆ける足音が揃うだけで心が軽くなる。
人間からは恐れられ、狩られる側に追われる世界で、
人狼の少女の2人が手を取りあって生きていく