あらすじ
王宮図書館で静かに働く書庫係の少女──フィレーナ。
本さえあれば幸せ、恋愛とはもっとも縁遠いはずだった彼女は、ある日、突然宮廷内の“黒幕”として疑われ、身も心も追い詰められてしまう。
だがそのとき、彼女をひとり救った人物がいた。
無愛想で冷徹と噂されるはずの第二王子・グレイシス。
「フィレーナ、お前は俺が守る。お前を疑う者は、すべて排除する」
――そう言って差し伸べられた手は、驚くほど温かかった。
やがて、王宮を揺るがす陰謀が明らかになる。
フィレーナは“嘘の罪”を着せられていただけではなく、王族の争いに巻き込まれていたのだ。
彼女を守るためなら手段を選ばないグレイシスは、次々と王宮の闇を暴き、
そして気づけばフィレーナの心まで強く、深く掴んでゆく。
「お前が笑うだけで、俺は世界のすべてと戦える」
そんな溺れるほどの愛情を向けられて、フィレーナは初めて“守られる幸福”を知る。
本を愛する地味な書庫係×冷徹王子の、
静かに始まる恋が、やがて王国を変えるほどの深い絆へ──。
陰謀、宮廷ロマンス、そして甘く確かな愛。
心をふるわせる物語、ここに開幕。
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