あらすじ

気がついたら子どもになっていた。 気がついたら、知らない両親がいて、家族ができていて。 気がついたら、江戸に似た異世界にいた。 この世界は、江戸のようで江戸ではない。 人のようで人でない者が歩き、鬼のようで鬼でないものが笑う。 そんな曖昧な存在たちが暮らす街で、私はただ、三味線を弾く。 絃が鳴り、匣(はこ)が震えるたび、見えるもの・呼ばれるもの・寄ってくるものがいる。 妖に振り回され、正体不明の訪問者に翻弄され、 “日常のようで日常ではない”毎日が静かに転がり始める。 三味の音が引き寄せるのは、縁か、絆か、それとも。

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カクヨム
カクヨム2025/11/18
  • 現在の作品絃ノ匣