あらすじ
画家の道を挫折し、無気力な日々に閉ざされていたホロフェルネスは、2025年11月18日、バイト先のモニターで観たアイドル、ユディトのパフォーマンスに強烈な衝撃を受ける。ユディトのステージは、クリムトが描いた「音楽」のように彼の魂を揺さぶり、失われた「描くことへの衝動」を呼び覚ます。ユディトのファン、サロメとなった彼は、言葉にできない感動をファンアートとして描き続けることで、画家として再生していく。やがて、彼の絵はユディトの「お守り」となり、二人は互いに不可欠な存在となる。しかし、ユディトの卒業が発表され、サロメは卒業公演で自身の過去と完全に決別する。ユディトは、自らの人生を救済したサロメの「断罪」を受け入れ、その証となる絵を抱きしめる。