あらすじ
私は日本語で執筆活動をするフランス人です。
本作は随筆であり、少し風変わりな人生を通して見た日本を描いた作品です。日本が重大な課題に直面し、歴史の転換点に差し掛かっている今、本書の動機は、過去・現在・未来のさまざまな「日本」について語り、日本社会と文化の諸側面を通して、「日本」という存在の本質を理解し、考察しようとすることにあります。
本書は二部構成となっております。
第一部では、日本への情熱がどのように芽生え、どのように日本語や日本文化を学んできたか、そして実際に日本で暮らす前に抱いていた日本観について綴っております。
第二部では、日本での生活を中心に、社会現象や日本的思考に関する考察、さらには日常のささやかな出来事についても取り上げています。
現代の日本が抱えるさまざまな問いや不安が渦巻く中に、読者の方々にとって、本書が「日本とは何であったのか」「今、何であるのか」「そして、これから何になろうとしているのか」といった、素朴でありながらも本質的な問いへの一つの手がかりとなれば幸いです。