あらすじ

その朝、私は青い石を拾った。 海辺で見つけた、鮮やかな青い石。 母の教え通り、私はそれを海に返した。 「拾ったものは、元に戻しなさい」 正しいことをした。そのはずだった。 翌朝、バイト先の真白さんが私を見て言った。 「おはようございます」 初対面の人に言うような、丁寧な笑顔で。 昨日まで一緒に働いていたのに、彼女は私を忘れていた。 LINEを開くと、真白さんとのトーク履歴が消えている。 高校の友人Aからのメッセージも、電話番号も、すべて消えている。 まるで、最初から存在しなかったみたいに。

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カクヨム
カクヨム2025/11/10
  • 現在の作品青い石を返した朝、誰かが消えた