あらすじ
アイゼルベルド王国の首席外交官、アルフレッド・ヴァインベルク。
彼は髪を撫でる回数まで決めている、極度の完璧主義者。
「言語とは、意思を正確に伝達するための、最も神聖な道具である」が口癖の、絵に描いたような堅物だ。
そんな彼の前に現れたのが——
自由都市連盟の天才魔道具技師、エリック・メレディス。
油まみれの作業着に、適当すぎる性格。
「動けば正義!細かいことは気にすんな!」が信条の、自由奔放な男。
エリックが作った革新的な翻訳魔法具を使って、重要な協定の更新に臨むアルフレッド。
だが、その翻訳具には致命的な欠陥が——
「本日は、お忙しい中、遠路はるばる我が国までお越しいただき、誠にありがとうございます」
↓
『よう、自由都市の野郎ども!わざわざこんな堅苦しい城まで来てくれて、マジで感謝してるぜ!』
……厳格な言葉が、なぜか超フランクな砕けた表現に大変身!?
「言語の冒涜だ!」と激怒するアルフレッド。
「でも、伝わっただろ?」と笑うエリック。
完璧な言葉 vs 不完全な翻訳。
氷のような外交官 vs 適当な天才。
水と油、真逆の二人が織りなす外交コメディ、ここに開幕——!